宮崎在住の夫婦が書いている、旅行の計画段階でつまずきやすいところのメモです。 観光地の紹介ではなく、日程を組むときに知らないと計算が狂うことを中心に書いています。
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この5つを知らないまま日程を組むと、たいてい移動だけで一日が終わります。 以下、それぞれ詳しく書きます。
県外の方に驚かれるのが、県内の移動時間です。地図で見ると近そうに見えるのに、実際には片道2〜3時間かかる組み合わせがあります。
| よくある勘違い | 実際 |
|---|---|
| 鵜戸神宮と高千穂峡を同じ日に | 県の南端と北端です。1日では厳しいです |
| 宮崎市に泊まって高千穂と都井岬へ | 方角が正反対。それぞれ片道2〜3時間かかります |
| 高千穂の神社を一通り回る | 渓谷とあわせて1日が埋まります |
県外から車で来られた方が、「延岡から宮崎市までの距離にびっくりした」と話されていました。 同じ県内なのに、と思われたそうです。地元でも、県北へ行くのは半日仕事という感覚です。
鉄道もバスも本数が限られていて、観光地の多くは駅から離れています。 空港でそのまま借りてしまうのが、結局いちばん動けます。
逆に、宮崎市内だけで完結する旅なら車がなくても大丈夫です。 県北や県南まで足を伸ばすかどうかで、要る・要らないが分かれます。
市内で完結するなら、タクシーを使うほうが結果的に安く済むこともあります。 レンタカー代と駐車場代を足すと、そちらが上回る場面があるからです。
宮崎で車が要るのは、昔からそうだったわけではありません。 この20年ほどで、鉄道もバスも減っています。
| 20年ほど前 | いま |
|---|---|
| 延岡から高千穂まで高千穂鉄道が走っていた | 2005年9月の台風で被災。2007年に延岡側、2008年12月に残る区間も廃止 |
| 路線バスの本数も路線も、いまより多かった (県内で育った方から伺った話です) |
ダイヤの見直しが続いています。一部のエリアでは時刻表のない予約型の乗合バスに切り替わっています (2026年3月に3か所目のエリアへ拡大) |
県内で育った方から、「高鍋から乗り換えなしのバスで宮崎市まで出られた」 「近くの町の友達の家にもバスで行けた」と伺いました。 いまの本数を知っていると、同じ移動を思い浮かべるのは難しい話です。
つまり「レンタカーは要りますか」の答えが変わったのは、この20年の側の事情です。 昔の宮崎の記憶で日程を組むと、いまの本数とは合いません。 バスや鉄道で回るつもりなら、時刻表を先に見てから予定を決めてください。
「自分の車は保険が手厚い。過失のない事故で相手が自賠責しか入っておらず、 弁護士特約で修理代を請求してもらえた。それから借り物が不安になった」 という話を伺いました。
九州内は高速道路で、本州からは車ごと乗船できるフェリー航路で、マイカーのまま来られます。 保険をどう掛けているかで、借りるか自分の車で来るかが分かれます。
実際に愛知から車で来られた方は、15時間かかったそうです。 夜のうちに出発して、翌朝に到着する組み方をされていました。
→ 宮崎空港からの動き方(市内10分、青島25分、高千穂3時間)
高千穂までの距離は、県外の方からいちばん多く聞かれます。 宮崎市からは車で2時間半〜3時間ほど見ておくと安心です(うちの体感で、休憩や渋滞で前後します)。 同じ県内ですが、県境を越えて熊本や大分に出るほうが近いこともあります。
高千穂が目的なら、宮崎市を拠点にしないほうが楽です。 延岡からなら1時間ほどで、熊本側から入って延岡へ抜ける組み方もあります。 ただし2026年7月の熊本地震の影響で、熊本側の国道218号は道路状況の確認が必要です(詳しくは下記リンク先)。
貸しボートに事前予約が要ること、駐車場の停め方、神社まで回ると1日が埋まることは、 別のページにまとめました。
2回来られた方の実際の行程です。どちらも1泊で、県北と県南に見事に分かれています。
| 1回目 | 高千穂峡・高千穂神社・天岩戸神社・天安河原 → 県北だけ |
|---|---|
| 2回目 | 日南の神社・鵜戸神宮・青島 → 県南だけ |
ご本人も「もっと堪能するには、1県あたり4泊5日くらいがいい」と言われていました。 宮崎を通り道にして次の県へ抜ける組み方(大分方面や鹿児島方面)は現実的ですが、 そのぶん県内は片側しか見られません。
2泊とれるかどうかで、見られる範囲がはっきり変わります。 宮崎県内の宿の一覧です。
日陰がほとんどありません。 海沿いの観光地は開けた場所が多く、青島も鵜戸神宮も駐車場から歩きます。 街なかもアーケードを外れると、日差しを遮るものがありません。
地元の人間が夏に外を歩かないのは、暑いからというより逃げ場がないからです。 朝と夕方に予定を寄せて、昼は屋内で過ごす。この時間配分が、住んでいると自然と身につきます。
夏の暑さが落ち着いて、海も山もまだ楽しめる時期です。 観光でおすすめするなら、正直この季節です。
宮崎の観光情報は、南(青島・日南・都井岬)に偏っています。 これは県外の方から別々に指摘されたことで、地元の人間のほうが恥ずかしくなりました。
教えていただいた場所です。いずれもうちがまだ行けていない場所なので、
行った方の言葉としてそのまま置いておきます。
・日向のクルスの海(柱状節理)
・鏡山の展望所
・延岡の愛宕山からの夜景
・桃源郷岬
県北は宮崎市から車で2時間ほど。日帰りで行ける距離なのに、地元がずっと後回しにしてきた場所です。
1泊で県北か県南のどちらかに絞ると決めたら、次はどこを拠点にするかです。 宮崎市に泊まるのが基本ですが、行き先によっては、移動にかかる時間がずいぶん違ってきます。
| 宮崎市 | 空港から近く、宿が市街地にまとまっている。市内だけなら車がなくても動ける |
|---|---|
| 県北(延岡・日向) | 高千穂が目的ならここ。延岡から高千穂までは国道218号で1時間ほど見ておくと安心です |
| 日南 | 鵜戸神宮の側。宮崎市からでも車で50分〜1時間ほどなので、市内泊でも回れる |
空港から市内までが近く、宿が市街地にまとまっているエリアです。 行き先を市街地に絞るなら、車を借りずに済ませることもできます。
夜の店はニシタチ(西橘)に集まっています。 食べるものの話は 宮崎で食べるもの にまとめました。
宮崎市から高千穂までは片道2時間半〜3時間ですが、延岡からは1時間ほど見ておけば足ります。 高千穂をゆっくり回りたいなら、宮崎市に泊まるより県北を拠点にしたほうが、 高千穂への往復がはっきり短くなります(宮崎市から延岡へ移動する時間は別に要ります)。
実際に県北で1泊して、翌日に県南へ抜けたという行程を教えていただきました。 九州を回る途中で、宮崎を縦に通る組み方です。
県北は宿が高千穂・延岡・日向に分散します。 どこを見に行くかで、泊まる町も変わってきます。
鵜戸神宮のあるエリアです。宮崎市から車で50分〜1時間ほど(出発地点で前後します)なので、 日南だけが目的なら、宮崎市に泊まっても足ります。 日南に泊まる意味があるのは、都井岬まで足を伸ばすときか、朝いちばんに鵜戸神宮へ行きたいときです。
エリアごとの宿の一覧です。どのあたりに宿があるかを眺めておくと、 県北と県南のどちらに寄せるかを決めやすくなります。
意外なのがここです。冬は観光の閑散期に見えますが、 2月は例年、県内各地でプロ野球の春季キャンプが行われるため、この時期だけ事情が変わります。 キャンプ地は複数の市町に分かれていて、平日と休日で見に行き方もまるで違います。 詳しくは宮崎のプロ野球キャンプにまとめました。
「宮崎はフルーツが安い」と思って来られる方がいますが、マンゴーは地元でもごちそう扱いです。 期待の方向を少しだけ変えておくと、がっかりしません。
宮崎に来られる予定のある方の役に立てばと思って書いています。 聞きたいことがあれば、Threads のほうで聞いてください。だいたい返しています。
最終更新:2026年9月5日(プロ野球キャンプの節を新設ページ camp.html への案内に整理)