宮崎在住の夫婦が書いている、高千穂へ行く前に知っておくといいことのメモです。 同じ宮崎県内ですが、宮崎市からは3時間かかります。 ここを知らずに日程を組むと、移動だけで一日が終わります。
いちばんよく聞かれるのが「高千穂って宮崎市から近いですか?」です。 答えは車で2時間半〜3時間ほど(うちの体感で、休憩や渋滞で前後します)。 同じ県内ですが、県境を越えて熊本や大分に出るほうが近いこともあります。
| どこから | 車で |
|---|---|
| 宮崎市 | 2時間半〜3時間 |
| 延岡(県北) | 1時間ほど(国道218号) |
| 熊本方面 | 国道218号で東へ(※2026年8月時点、地震の影響で道路状況の確認が必要) |
地震前の情報としては、こういう組み方がありました。 宮崎市を拠点にせず、熊本側から入って延岡に抜ける。 往復で同じ道を戻らずに済むという考え方です。 ただし現在は熊本側の国道218号に橋梁被害が出ているため、この組み方がそのまま使えるとは限りません。 熊本側を検討する場合は、上記の「通れるマップ」で必ず最新状況を確認してください。
高千穂に泊まる、あるいは延岡・日向に泊まるという選択肢も現実的です。 宮崎市から日帰りで往復すると、それだけで一日が終わります。
高千穂峡といえば、真名井の滝を下から見上げるボートです。 これは当日ふらっと乗れるものではありません。
確実に乗りたいなら、事前予約のほうが計算できます。 ただし受付が2日前で締まるので、行く日が決まっていないと予約に進めません。 当日ぶんもありますが、混み合う時期は早い時間に無くなることがあるようです。
実際に行かれた方から伺った話です(2026年8月に伺いました)。 駐車場が数か所あり、渓谷に近い順に料金が高く、近いところから満車になるそうです。 遠いところに停めると、帰りが上り坂になります。
巡回の乗り合いタクシーがあり、本数も多かったと聞きました。 「行きは歩いて、帰りは乗る」が良さそうです。
※料金や運行は変わることがあります。おでかけ前に公式の案内をご確認ください。
高千穂は渓谷だけの場所ではありません。 高千穂神社、天岩戸神社、天安河原と、歩いて回る場所が点在しています。 天安河原は天岩戸神社から川沿いを10分ほど歩いた先にあります。
宮崎に2回来られた方の1回目が、高千穂峡・高千穂神社・天岩戸神社・天安河原でした。 この4つで1日が埋まります。 同じ日に青島や鵜戸神宮まで回るのは、地図で見えるほど簡単ではありません。
「山だから涼しいと勝手に思い込んでいた」という声もありました。 渓谷なので木陰がありそうに見えますが、駐車場から歩く区間は日差しを遮るものがありません。
逆に冬は冷えます。宮崎市の感覚で服を選ぶと足りません。 同じ県内でも、海沿いと山あいで別の土地だと思っておくくらいがちょうどいいです。
かつて延岡から高千穂まで鉄道が通っていましたが、2005年9月の台風で橋りょうが流され、そのまま復旧されずに廃線になりました。 2007年に延岡側が先に廃止され、残った区間も2008年12月に廃止されています。
いまはその線路の一部で、観光用のカートが走っています。 旧高千穂駅を起点に、高千穂橋梁まで行って戻ってくる形だそうです。
廃線になったあと、カートが走り出す前にこの区間を歩かれた方から 「廃線跡を歩いて滝を見に行った」と教えていただきました。 同じ場所でも、行った年によって見えるものが違います。
「阿蘇は美味しいパン屋も温泉もあって楽しい。高千穂は温泉が…」という声をいただきました。 熊本側から入る組み方をする方には、ここがそのまま宿選びの理由になります。
高千穂は温泉地ではありません。町営だった「高千穂の湯」は2021年3月28日で閉館しています (高千穂町の公表による)。それでも日帰りで入れる場所はあります。 2026年8月時点で確認した内容を置いておきます。
| どこ | 時間 | 休み | 料金(大人) |
|---|---|---|---|
| 天岩戸の湯 (高千穂町岩戸・天岩戸神社の近く) |
10:00〜22:00 (最終受付21:30) |
水曜 (祝日は営業、翌週木曜に振替) |
町外の中学生以上 500円 |
| ホテル高千穂「天照の湯」 (高千穂町三田井) |
11:00〜16:00 | 月曜 | 390円 |
| 日之影温泉駅 (隣の日之影町) |
温泉 12:00〜21:00 (最終受付20:30) |
月曜 (祝日は営業) |
600円 |
天岩戸の湯は、神社を回る日と動線が重なります。 天岩戸神社・天安河原まで行くなら、帰りに寄れる場所です。 三田井(町の中心部)に泊まるなら、ホテル高千穂の日帰り入浴のほうが近いですが、 夕方16時までなので、観光のあとでは間に合いません。
§6 で触れた廃線の駅舎が、そのまま温泉施設になっています。 「TR列車の宿」に隣接していて、レストランと売店もあります。 延岡から国道218号で高千穂へ向かう途中にあるので、行きか帰りに寄れます。
「渓流釣りの帰りによく行きます。たぶん日之影で一番飯が旨いです」と教えていただきました。
高千穂を組み込むなら、どこに泊まるかで日程がまるごと変わります。
最終更新:2026年8月31日(「泊まるなら、風呂をどうするか」を追加/高千穂鉄道の廃止年を補足)